日本病巣疾患研究会

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2020.05.01お知らせ

「みんなで鼻うがいプロジェクト」 立ち上げ!

今、コロナ禍が世界中を覆っています。

 

このままの状態が続けば、そう遠くない将来に日本の経済は破綻し、多くの商店や企業が倒産し、これまで経験したことのない膨大な数の失業者が国中に溢れ、新型コロナ肺炎による死亡者よりもはるかに多くの人々が自らの命を絶ってしまうような暗澹とした未来が待っているように思えます。

人々が安心して街を歩き、電車やバスに乗り、コロナ禍前の当たり前の生活を取り戻すためには、私たちが新型コロナにかからなくなることが必要条件になります。

 

その意味では新型コロナに対する抗体の獲得につながるワクチンへの期待は高いものがありますが、実用化はまだ先になりそうです。

 

そのような状況の中、JFIRとして全国に普及させたいと考えているのがコロナ感染予防の「鼻うがい」で、

このたび『みんなで鼻うがいプロジェクト』を立ち上げることとしました。

 

新型コロナは人類が初めて経験する脅威であり、「鼻うがい」が感染予防に有効というエビデンスはこれまでのところ何処にもありません。

 

しかし、新型コロナは肺炎を起こすまでは急性鼻咽腔炎(急性上咽頭炎)の症状が主体で、空気媒介感染という感染様式や、潜伏期間が比較的長いという特徴等から、ウイルスの暴露により鼻咽腔に付着しても、その日のうちに、「鼻うがい」で洗い流してしまえば、ウイルスが鼻咽腔粘膜の細胞に取り込まれて感染が成立するのを防ぐ可能性が高いのではと推察します。

 

鼻から吸い込まれたウイルスが付着して炎症をひき起こす現場を直接洗うわけですから、「手洗い」以上の感染予防効果が場合によって期待できるのではと私たちは考えています。

 

 

新型コロナ感染における「鼻うがい」の予防効果を科学的に証明するためには、コロナ感染者における鼻うがい実施者の割合が全人口における鼻うがい実施者の割合と統計学的に比較して、極端に少ないことを証明する必要があります。

 

そして、それを証明できれば、わが国のみならず世界中の人々にとって大きな福音となります。

そのためには多くの国民の皆さまに毎日の鼻うがいを習慣化していただく必要があります。

 

現在、鼻うがい器具の売り上げ実績などから国内で100万人程度の方が鼻うがいを実施していると推定されていますが、当面の目標として鼻うがい人口1000万人突破を目指したいと考えております。

 

 

『みんなで鼻うがいプロジェクト』では、

①ポスターを使った「鼻うがい」啓発活動
②「#鼻うがいチャレンジ」のSNS動画投稿の呼びかけ
③「みんなで鼻うがい基金」創設と、基金をもとに希望する国民の皆様への鼻うがいキットの無償供与

 

を3本の柱として活動して行きます。

 

私たちは今、コロナ禍という時代に翻弄されていますが、こんな時こそJFIRは翻弄される側ではなく、時代を創る側に立つ組織でありたいと強く思います。

新型コロナによる国難を乗り越えるために、JFIRの活動に皆さまのご理解とご協力、ご支援をお願い申し上げます。

 

 

認定NPO法人日本病巣疾患研究会(JFIR)
理事長 堀田 修(文責)

 

みんなで鼻うがい基金

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*この鼻うがいポスターは、ご自由に印刷してお使いください。
 
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